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温度差が激しさがここ数日は続くとの予報

#ふんわりした雰囲気の花|ぱくたそフリー写真素材 HD wallpapers今年は春の勢いが強く、啓蟄を過ぎてから筋肉の異常なつっぱりや足の肝胆の経絡の異常を伝えてくる患者さんが多い。

その上仕事が多忙、環境の変化が大きいなどストレスフルなことがかかっている方もいれば、そのようなことは何もなく

純粋に春の気候変化に大きく影響を受けている方も多い。

花粉症に今年からなった問う話もちらほらの中、継続して通院している患者さんでは例年だと花粉症が酷いがほとんど症状出ていない

といううれしい報告もある。

 

本日は昼夜の寒暖差で風ヒヒを訴えてくる患者さんも多かった。

鼻かぜ、喉痛

寒気を伴う風邪のあとの倦怠感と残った悪寒

軽度の寒気

東南アジアの海外出張のホテルで強烈な冷房で表寒➡少陽病で往来寒熱治癒後倦怠感と胸の煩悶感など

症状は様々、病気の原因と病理、および風の病気の位置(病位という)により全員治療するツボが異なり、治療後ほぼ症状消失して帰宅されるという状況は弁証論治の鍼灸治療ならではの事。

 

時により、人に因り、場所に因り治療法を考え、(三因制宜)により千変万化する人体に対して、臨機応変に対応する事こそがこの医学の大きな特徴。

 

鍼とシリコン

某有名な鍼メーカーの営業がサンプルを以て訪ねてきた。
そこの鍼は学生時代に学校教育で採用されており大量購入を余儀なくされ使用したが自分の手にはフィットはしなかった。

営業の方の残したパンプレットから最近は鍼が良くすべるように鍼体にシリコンを塗布しることを採用している。その目的は鍼がスルスルと人体に入りよいに、また鍼の手技が行いやすいようにその様な工夫がされているようだ。

そしてそこのパンフレットにも「萌えキャラの女の子のイラストが・・・」時代とは言え「これはちょっとな―。」というのが率直な感想。

閑話休題。

明治大正から昭和の初期から戦後ぐらいの時代、当時関西や中京を中心に鍼灸家が鍼に水銀を塗布して使用していたと学生時代に聞いた記憶が甦った。
現代では当然その危険性のため禁止されてはいるが。

当時昭和前半の鍼の名人であった福島弘道先生は邪道として鍼体への水銀の塗布を批判したそうである。そのようなものを使わずとも生体の気の状態を正確に捉えて刺鍼する技術の重要性を訴えたかったのであろうと考える。

現代は水銀ならず安全性を鑑み鍼にシリコン、確かに滑らかな死乳は可能になる。

だが、鍼医の本質は人体に鍼立てることに在らず、その目的は人体の気の異常を的確に把握し、臓腑経絡、衛営、気血津液、空間の偏在の調節にその要があり心身の異常を取り除くことにより健康を復さしめることである。と訴えたい。

所謂病気ではないが

3月に入り大学受験生も終わりほっとしている親御さんも多いことでしょう。

受験生の男の子の相談で、受験シーズンが始まり連日の受験のプレッシャーから入学試験時のぼせが酷くとても試験問題を解く身体、精神状態では無くなってしますという切羽詰まったお困りの相談を受けた。

鍼治療後の翌日よりのぼせ感は消失、落ち着いて受験が出来たとの報告を受けと当方でも喜んでいたが、受験にも合格できたとのお知らせも受けて
幸せのおすそ分けを頂いたと同時にお母さまからもお心遣いのお茶とお菓子を頂きました。ありがとうございました。

これから大学生になりしっかりとインテリジェンスを磨き、未来の日本で活躍する人材になっていただきたいと切に願います。

相補・代替医療が欧米諸国で興味を持たれて いる要因

相補・代替医療が欧米諸国で興味を持たれて いる要因には少なくとも次の3つが挙げられる。

①急性期疾患から慢性疾患中心の疾病構造の変化 により,治療から予防・健康増進へと医療の潮流 が大きく変化していること。

②各国の医療費の高 騰や医療財政の悪化。

③産業としての「保健・医 療・福祉」を考えた際,臨床および予防医学や健 康増進において,伝統医学や相補・代替医療が秘 める経済的可能性への期待である。


 特に近代西洋医学と相補・代替医療による統合 医療分野の研究に対する米国政府の多額の資金投 入は,膨張し続ける高齢者保険をはじめとする国 民医療費の抑制と,健康・医療分野における産業 育成と経済の発展に繋がることを期待したもので あり,それらを念頭に置いた先行投資といえる。


また,欧米諸国では,いわゆる「伝統医学」は 相補・代替医療の一部として捉えられている。欧 米諸国における自国の伝統医学とは,正規の医 科大学や医学部,医学校で教授される “SchoolMedicine” である「近代西洋医学」であり,それ を正規の医学(Official Medicine)として医療制 度や教育制度が構築されている。但し,近代西洋 医学は,中世期に知識の伝承と発展が途絶えてい た古代ギリシア医学の流れを汲む欧州の伝統医療 が,ルネサンス期にイスラム圏の伝統医学である ユナニの知見の影響を多分に受け,その後18世紀 以降の近代科学の思想的基盤を成す近代合理主義 や産業革命による技術革新を取り入れながら発展 し,今日の旺盛を極めるに至っているのが医学史 上の事実である。

「☞コメント:欣治合理主義を重視するあまりに見捨てられてきた有用な医学理論が存在する事への帆江精が今日の東洋医学に尾再評価につながっつている事を付記しておきたい」

しかし,世界各国における現実の医療は,近代 合理主義を基盤とした近代科学による知識や技術 の集積のみならず,各地域の風土や民族特有の文 化や習k慣,法体系や諸制度にも影響を受けている。 医療と一口に言っても,国によってそれぞれ特徴がある。それは欧米諸国の相補・代替医療や統合 医療の現状においても同様である。

「☞コメント:医療は三因制宜に則るというのは伝統中国医学の基本的考え方である」

世界の統合医療の現状2/小野直哉

『鍼灸OSAKA108号』アラカルト
・世界の統合医療の現状(2)―欧米諸国(米国,英国,フランス,ドイツ,スウェーデン)/小野直哉 

鍼灸OSAKA108号

食養生について

>よく患者さんに尋ねられます。何を食べたらよいのか?30品目/日以上の食物をとり、炭水化物、脂質、蛋白質、ビタミンミネラルのバランスを考えて食べればよいのか?肉食がよいと言われているが本当か?糖質制限が理想なのか?
本来は一日に何食取ればよいのか?

正直個人差があり、病気の状態にもよります。

概していえるのは
地産地消
四季にあった食事を(旬のものを意識して食べる。)
日本人が長らく食べてきた和食が風土、明ぞ気宇的にも適している。

日本ではバブル経済が終焉を迎え、高度経済成長の翳りが見えかけたころ。情報のデジタル革命が起こり新たな産業軸として騒がしかった時代。20年前位には幕内先生の「粗食のすすめ」がブームになりました。その序論には日本が敗戦してGHQが日本人の食習慣を変革して農業製品を売ることが出来るように政治的画策をしていたことも詳しく書かれています。

現在は外食産業、食品産業の為にグルメ情報が四六時中蔓延し、特に東京では全世界の食事ががお金さえ払えば食べられる。

食物自給率の低さがいつも社会的な話題になるが食品ロスの問題の報道が目につき食事に関しては自由に楽しくという情報で氾濫しているのが現状な気がします。

一方健康に関する情報があふれいつも目先を変えた話題性に強い新刊書籍が目につくのがここ数年の傾向ですよね。
デフレスパイラルと騒いでいたころには食育が盛り上がっていましたが重要な事なのにブームの様に報道され今はあまり話題にならないのが現状です。

こんな時代だからこそ何度でも食育の主張する必要があると思います。

世界環境の悪化が取り沙汰されている現在だから伝統的な日本の食事を見直しましょう!

>間違いなく先の世界大戦前や、戦後の食料事情に比べると、今日の日本は様々な食文化が花開き世界中の美味しいものに満ち溢れています。確かに食文化が豊かな事は人間の文化としては素晴らしい事ですが。

しかし、周知の様に戦後から今日の日本人には昭和前半にはあまり見なかったアトピー性皮膚炎や花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患に悩む人が爆発的に増えており、遠くない未来にほとんどの日本人がこれらの病気で推測さえあります。

更に糖尿病、痛風、高脂血症、心筋梗塞、腎臓病などの病気が増え、また生活習慣病と言ってよいのではと個人的には思うガンも非常に増えているのは周知の通りです。

近年、欧米諸国ではこれらの生活習慣病を少なくするには日本の伝統食「和食 wasyoku」が良いのだと気付き、マクロビオチック「玄米菜食を中心とした健康食」運動が盛んで、ハリウッドセレブも取り入れているとよく報道があった記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

数年前はあちこちでよく聞かれた事ですが、現代の栄誉学観点も含めて食生活が日本の昭和30年代のものが理想とされていました。>

現代の我々にとってまず取り入れやすいのは、この頃の食生活に戻す様意識することではにでしょうか?という私もまだ生まれていない頃の話ですが。。。

当時の日本はまだまだ自然が多く残され、空気や水も綺麗で自動車が少なかった。(現在は排ガス規制がおこり自動車に関する排ガスは制限されていますね。)

当時の日本人は宵っ張りの方も当然いたでしょうが、現代日本人よりも比較的早く就寝していました。現代の様に深夜テレビやインターネット、スマホなどはありませんでした)

度経済成長気ではありましたが現代に比較すると生活リズムがゆったりしまだまだ世の中が人情味にあふれていました時代でありました。

当時の多くの日本人の食事は獣肉、卵、乳製品、油脂類の少ない食事で甘い果物、砂糖の多い清涼飲料水(今はさらに健康をうたい文句にして味のよくない健康上大いに問題のある人工甘味料が使用されている現実)、御菓子(甘いものや油分の多いスナック菓子)、インスタント食品もまだ少なく加工食品に防腐剤、添加物の使用は今よりは少なく(今よりもさらに危険な食品添加物が使用されていたこともありましたが。。。)家畜の飼料に関しても抗生物質やホルモン剤などの使用は少なかった時代です。現在では特に外国からの輸入肉には注意が必要でしょう。これらの問題はもはや政治的なものや産業中心主義が絡んで国レベルでは改善は難しいそうなので個人レベルで気を付けて生活するしかなさそうですね。
米飯に味噌汁を中心とし、豆製品や根菜、葉菜、海藻、動物性たんぱくは魚をよく摂取していた食事、手の生命力にあふれた食材を極力摂取してバランスよく食事をすることが現代の日本人には基本とする考えでよいと考えます。

帯状疱疹後神経痛の患者さん

帯状疱疹後神経痛の患者さん
新型コロナウイルスの罹患が引き金にはなっていない様子。

症状がほとんど緩解後もストレスがかかる度に肩が凝りほんの少しだけ神経痛が出現していたが
加療を継続してさらに呼吸法を覚えてもらい肩凝りが出にくくなり
症状は出なくなって安定していますが体調維持のために本症例の患者さんは治療を継続されておられます。

三陰証の診断

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ある傷寒論関係(細野史郎傷寒論十講)の本を読んでいたら四肢厥冷で最も酷いのは指先や爪の冷えの状態を観察するとある。

これは漢方医学では有名な話なのでしょう。多くの医師がこの内容について触れている様です。

代表的なのものでは明代 王好古の陰証略例などがある。

白内症手術後の眼の違和感に効果のあった症例

以前より通院中の患者さん。
基礎疾患のアトピー性皮膚炎や遺伝性の背景から白内障を患われ手術を行われた。

手術後来院、目のゴロゴロとした違和感に悩まされていて点眼薬治療を継続しているが症状が軽快せずお困りとの事。

手術外傷による目の異常ではあり、関連経絡を切経すると右の合谷穴に異常な緊張と熱感の反応を蝕知し、治療。

置鍼後即座に違和感は消失して以降症状は落ち着ついている。

顔面神経麻痺の患者様

こちらの患者さんは病因にて一週間入院点滴治療後、
顔面神経麻痺の症状は不変で耳の後面に痛みが残り現代西洋医学的には末梢神経性の顔面神経由来のベル麻痺もしくは細菌感染性のラムゼイハント症候分群の疑いで来院されました。

主訴に関しては日常のストレスの積み重ねから肝鬱気滞となり顔面麻痺を起こした状態と弁証しました。空間的偏在や総合的に証として肝胃不和の状態であることから背部の右の胃兪に初診時は鍼をしました。以後は空間の偏在が左を中心に前後上下に変化して、変化に合わせて適宜鍼する部位を変えて2回目終了後から耳の痛みの症状の変化が著明に表れ(NRS10→2)11回の治療の後ほぼ運動麻痺は消失した症例です。コロナ禍でオンライン上での仕事が多い中の症状によりストレスが多い病態でしたが、今は元気にお顔を出して仕事上の会議もこなしておられます。

当患者さんは、紹介の患者さんでしたが、インターネットで顔面神経麻痺の鍼治療を調べた際に顔面が鍼山になっている画像を見ておられましたので「これになるのか・・・?」と恐る恐るの来院でしたが顔面でない場所への一本鍼と聞いて安心して治療を受けられたことも精神的、肉体的緊張を生まずまさに少数鍼という方法論が有効的だったのではないか?と思います。

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