当院の特徴

当治療院では東洋医学
(中国伝統医学、日本伝来の漢方医学等)に基づいた
診断治療を行なっています。
漢方医学では「望・聞・問・切」、
即ち「目で見る・耳で聞く・問い尋ねる・触れる」の
五感による4つの診断法が重視されます

東洋医学では同じ病名の患者さんに対して合理的に同様に患者を扱ってしまう西洋の現代科学医学とは一線を画するところがあります。
たとえ同じ病でも人間一人一人に個性があるように東洋医学では同じ病でも各々個性があると捉える為、その患者さんの体質や病の原因により治療法が異なってきます。
病の原因を突き止め、そこに対して治療するからこそ、本来持つ鍼治療の効果が現れます。

ですからかなりの救急状態は除き、初診時は病状・体質等を詳しく、正確に把握する為、問診に時間をかけていますので初診時には必ずお電話にてご連絡・ご相談ください。

今、なぜ伝統医学が見直されているのか?

今再び、東洋医学が脚光を浴びています。近年、マスコミでの報道なども多く、西洋医学に対する限界性や副作用など様々な理由があり、中医学の世界的台頭と伝統医学の持つ臨床効果もその理由の一つでしょう。
現在は日本においても病院内に鍼灸科を併設するところも多く、以前よりも手軽に鍼灸に接する機会が増えました。
今世紀に入り伝統医学の復権が進んでいるとは言えども、日本の鍼灸において多くは西洋医学的見地からの治療内容であり、真の東洋医学に基づく鍼灸医学の内容からはまだまだ程遠いのが現状と感じております。
あらゆる病気に対応し、人間に元来備わった自然治癒力を活性化させるのが東洋医学の本体の姿でありそのような医学的な立場に基づくのが真の東洋医学的な見地であると考えています。
 
「蒼天堂治療院」では、東洋医学独自の診断法「弁証論治」の考え方に基づき、病の根本となっている部分にアプローチして治療をしていきますので、たくさんの鍼は必要としません。多くは気の偏在や失調を整える目的の「一本鍼」により治療効果を集中させるため自然治癒力を最大限に発揮させることができ、仮に治療が捗々しくない際も少数鍼だからこそ治療の反省、修正できる方法論と考えています。
 
また、患者さん、そして術者が共に東洋医学の考え方に基づきお悩みの病と対峙することは、患者さんは病気を治すことを通じ、心身両面の健康の必要性を知ることに繋がると思います。
 
病気になった原因を自覚し、気付きを得て御自身の生き方、生活を見つめることは再び病気にならないための大いなる予防になると考えております。
 
東洋医学の根幹思想としての「天人合一思想」つまり人間も自然の一部であり、自然と共に人間は営み、また、自然により生かされていること。
 
現代社会に生きる我々が再びもともと東洋人に備わったそれらの考え方を思い出し、「人間としていかに生きるべきか?」その生きる意義について患者さん自身が気付きを得て「健やかに生きられる事への感謝に溢れた活き活きとした日々」を過ごして頂くことが一東洋医学者としての切なる願いです。
 
 

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