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脊柱管狭窄症の患者さん(痛みと痹れ感)②

脊柱管狭窄症の患者さん

 

脊柱管狭窄症の診断をドクターから受けて

「治らない!」と一言。その翌日から朝のしびれが

始まり昼頃まで続き、また歩行が出来ない状態でした。

初診は肝鬱気滞>腎気虚証として後渓穴を3回治療したら

ほとんど朝のしびれの症状は消失しました。

医者の言葉は毒にも薬にもなります。

患者さんの利益を考えて言葉の重みを考えて発言していただきたいものです。

その後腎虚の治療を天井穴を数回治療にて

どんどん歩行距離が伸びて旅行に行くことが可能となり

ほとんど症状が出ない状態になった時点で

3-4か月継続している慢性の左中耳炎が治らないとのことで空間的な問題を意識して

左の滑肉門へ治療、(補腎)一診断で症状ほとんどなくなり

安定のために2度ほど治療を続けほぼ完治。

治癒とし経過を観察していただくことになりました。

温度差が激しさがここ数日は続くとの予報

#ふんわりした雰囲気の花|ぱくたそフリー写真素材 HD wallpapers今年は春の勢いが強く、啓蟄を過ぎてから筋肉の異常なつっぱりや足の肝胆の経絡の異常を伝えてくる患者さんが多い。

その上仕事が多忙、環境の変化が大きいなどストレスフルなことがかかっている方もいれば、そのようなことは何もなく

純粋に春の気候変化に大きく影響を受けている方も多い。

花粉症に今年からなった問う話もちらほらの中、継続して通院している患者さんでは例年だと花粉症が酷いがほとんど症状出ていない

といううれしい報告もある。

 

本日は昼夜の寒暖差で風ヒヒを訴えてくる患者さんも多かった。

鼻かぜ、喉痛

寒気を伴う風邪のあとの倦怠感と残った悪寒

軽度の寒気

東南アジアの海外出張のホテルで強烈な冷房で表寒➡少陽病で往来寒熱治癒後倦怠感と胸の煩悶感など

症状は様々、病気の原因と病理、および風の病気の位置(病位という)により全員治療するツボが異なり、治療後ほぼ症状消失して帰宅されるという状況は弁証論治の鍼灸治療ならではの事。

 

時により、人に因り、場所に因り治療法を考え、(三因制宜)により千変万化する人体に対して、臨機応変に対応する事こそがこの医学の大きな特徴。

 

鍼とシリコン

某有名な鍼メーカーの営業がサンプルを以て訪ねてきた。
そこの鍼は学生時代に学校教育で採用されており大量購入を余儀なくされ使用したが自分の手にはフィットはしなかった。

営業の方の残したパンプレットから最近は鍼が良くすべるように鍼体にシリコンを塗布しることを採用している。その目的は鍼がスルスルと人体に入りよいに、また鍼の手技が行いやすいようにその様な工夫がされているようだ。

そしてそこのパンフレットにも「萌えキャラの女の子のイラストが・・・」時代とは言え「これはちょっとな―。」というのが率直な感想。

閑話休題。

明治大正から昭和の初期から戦後ぐらいの時代、当時関西や中京を中心に鍼灸家が鍼に水銀を塗布して使用していたと学生時代に聞いた記憶が甦った。
現代では当然その危険性のため禁止されてはいるが。

当時昭和前半の鍼の名人であった福島弘道先生は邪道として鍼体への水銀の塗布を批判したそうである。そのようなものを使わずとも生体の気の状態を正確に捉えて刺鍼する技術の重要性を訴えたかったのであろうと考える。

現代は水銀ならず安全性を鑑み鍼にシリコン、確かに滑らかな死乳は可能になる。

だが、鍼医の本質は人体に鍼立てることに在らず、その目的は人体の気の異常を的確に把握し、臓腑経絡、衛営、気血津液、空間の偏在の調節にその要があり心身の異常を取り除くことにより健康を復さしめることである。と訴えたい。

所謂病気ではないが

3月に入り大学受験生も終わりほっとしている親御さんも多いことでしょう。

受験生の男の子の相談で、受験シーズンが始まり連日の受験のプレッシャーから入学試験時のぼせが酷くとても試験問題を解く身体、精神状態では無くなってしますという切羽詰まったお困りの相談を受けた。

鍼治療後の翌日よりのぼせ感は消失、落ち着いて受験が出来たとの報告を受けと当方でも喜んでいたが、受験にも合格できたとのお知らせも受けて
幸せのおすそ分けを頂いたと同時にお母さまからもお心遣いのお茶とお菓子を頂きました。ありがとうございました。

これから大学生になりしっかりとインテリジェンスを磨き、未来の日本で活躍する人材になっていただきたいと切に願います。

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