うおのめの患者様
本症例の患者さんは主に胼胝、俗にいううおの目音治療をしても整形外科でレーザー治療を
受けておられましたが効果は一時的でまたすぐに再発を繰り返すことで悩んでおられました。
ストレスが昂じ、肝胃不和、そのストレスからの飲食の不摂生が常態化し湿熱が胃腸に生じ、胃腸と関係する足の陽明胃経のルート上に相当する第二~三趾の足底に症状出ておられましたが当初それら生活習慣が病気の原因との自覚はありませんでした。
仕事の関係上週に一度しか来院できませんでしたが、初回の治療(陽明胃経と厥陰肝経の2つの経絡が交わるつぼ両方の臓腑経絡の異常を一度に調節できる箇所でで足陽明胃経上の不容穴)に
刺鍼し治療後はよく便通が付くなどの反応がはっきり現れ、2診目では魚の目の大幅な縮小を見ました。数回継続することで長年のアレルギー症状も同時に緩和した症例です。
東洋医学では臓腑経絡、気血津液の異常を幹とすれば、表面現れる症状は枝葉と考えるため、根幹の治療を行うと枝葉である多くの症状が同時に取れることはよく経験する所です。(これを東洋医学では異病同治と称します)