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食養生について

>よく患者さんに尋ねられます。何を食べたらよいのか?30品目/日以上の食物をとり、炭水化物、脂質、蛋白質、ビタミンミネラルのバランスを考えて食べればよいのか?肉食がよいと言われているが本当か?糖質制限が理想なのか?
本来は一日に何食取ればよいのか?

正直個人差があり、病気の状態にもよります。

概していえるのは
地産地消
四季にあった食事を(旬のものを意識して食べる。)
日本人が長らく食べてきた和食が風土、明ぞ気宇的にも適している。

日本ではバブル経済が終焉を迎え、高度経済成長の翳りが見えかけたころ。情報のデジタル革命が起こり新たな産業軸として騒がしかった時代。20年前位には幕内先生の「粗食のすすめ」がブームになりました。その序論には日本が敗戦してGHQが日本人の食習慣を変革して農業製品を売ることが出来るように政治的画策をしていたことも詳しく書かれています。

現在は外食産業、食品産業の為にグルメ情報が四六時中蔓延し、特に東京では全世界の食事ががお金さえ払えば食べられる。

食物自給率の低さがいつも社会的な話題になるが食品ロスの問題の報道が目につき食事に関しては自由に楽しくという情報で氾濫しているのが現状な気がします。

一方健康に関する情報があふれいつも目先を変えた話題性に強い新刊書籍が目につくのがここ数年の傾向ですよね。
デフレスパイラルと騒いでいたころには食育が盛り上がっていましたが重要な事なのにブームの様に報道され今はあまり話題にならないのが現状です。

こんな時代だからこそ何度でも食育の主張する必要があると思います。

世界環境の悪化が取り沙汰されている現在だから伝統的な日本の食事を見直しましょう!

>間違いなく先の世界大戦前や、戦後の食料事情に比べると、今日の日本は様々な食文化が花開き世界中の美味しいものに満ち溢れています。確かに食文化が豊かな事は人間の文化としては素晴らしい事ですが。

しかし、周知の様に戦後から今日の日本人には昭和前半にはあまり見なかったアトピー性皮膚炎や花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患に悩む人が爆発的に増えており、遠くない未来にほとんどの日本人がこれらの病気で推測さえあります。

更に糖尿病、痛風、高脂血症、心筋梗塞、腎臓病などの病気が増え、また生活習慣病と言ってよいのではと個人的には思うガンも非常に増えているのは周知の通りです。

近年、欧米諸国ではこれらの生活習慣病を少なくするには日本の伝統食「和食 wasyoku」が良いのだと気付き、マクロビオチック「玄米菜食を中心とした健康食」運動が盛んで、ハリウッドセレブも取り入れているとよく報道があった記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

数年前はあちこちでよく聞かれた事ですが、現代の栄誉学観点も含めて食生活が日本の昭和30年代のものが理想とされていました。>

現代の我々にとってまず取り入れやすいのは、この頃の食生活に戻す様意識することではにでしょうか?という私もまだ生まれていない頃の話ですが。。。

当時の日本はまだまだ自然が多く残され、空気や水も綺麗で自動車が少なかった。(現在は排ガス規制がおこり自動車に関する排ガスは制限されていますね。)

当時の日本人は宵っ張りの方も当然いたでしょうが、現代日本人よりも比較的早く就寝していました。現代の様に深夜テレビやインターネット、スマホなどはありませんでした)

度経済成長気ではありましたが現代に比較すると生活リズムがゆったりしまだまだ世の中が人情味にあふれていました時代でありました。

当時の多くの日本人の食事は獣肉、卵、乳製品、油脂類の少ない食事で甘い果物、砂糖の多い清涼飲料水(今はさらに健康をうたい文句にして味のよくない健康上大いに問題のある人工甘味料が使用されている現実)、御菓子(甘いものや油分の多いスナック菓子)、インスタント食品もまだ少なく加工食品に防腐剤、添加物の使用は今よりは少なく(今よりもさらに危険な食品添加物が使用されていたこともありましたが。。。)家畜の飼料に関しても抗生物質やホルモン剤などの使用は少なかった時代です。現在では特に外国からの輸入肉には注意が必要でしょう。これらの問題はもはや政治的なものや産業中心主義が絡んで国レベルでは改善は難しいそうなので個人レベルで気を付けて生活するしかなさそうですね。
米飯に味噌汁を中心とし、豆製品や根菜、葉菜、海藻、動物性たんぱくは魚をよく摂取していた食事、手の生命力にあふれた食材を極力摂取してバランスよく食事をすることが現代の日本人には基本とする考えでよいと考えます。

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