本患者さんはコロナウイルスワクチン後発熱症状が起こりなかなか治癒せず受診されました。
東洋医学的には少陽病熱盛、体質素因としての肝脾不和が主訴の主要な病理、証と考え筋縮穴に治療し
段々と発熱も落ち着き学校に行けるようになって症例です。
この症状治癒後しばらくして、脂の多いピザをたくさん食べた後に風邪を引き39度台の高熱が出て再び受診されましたが
この場合は陽明病、陽明の湿熱と考え治療を行い早期に治癒いたしました。
この様な外感性の病、菌やウイルスによるもの、もしくはワクチン反応でもその人の持つ体質により発病のパターンは
様々です。その患者さんの体質因子と人間の抵抗力がどこの場所で働いているかにより東洋医学では治療法がすべて異なります。
ここに一つは東洋医学の妙味があると考えています。